音が出なくてもOK!サックス買取で損をしない意外な真実

コラム・知識

サックス買取の真実!音が出なくても価値がある理由

「長年使っていないサックスが押し入れで眠っている…」

学生のころに使っていたサックスを仕舞ったままになっていませんか。一念発起して何か趣味を始めようとして買ったサックスが、その後埃をかぶって押し入れに置かれていませんか。また、そうなるきっかけが楽器の故障で、どこに相談したらよいかわからないまま、ということはありませんか。「音が出なくなった楽器なんて価値がないのでは?」と考えていないでしょうか。

しかし楽器買取の世界には意外な真実があったのです。実は音が出なくなったサックスでも、適切な買取店を選べば想像よりも高額で買い取ってもらえる可能性があります。

修理中のサックス

今回は、音が出なくなったサックスでも価値がある理由と、損をしない買取依頼の方法について解説します。この記事を読めば、眠っているサックスをなるべく高い金額で手放す方法がわかるようになります。

音が出ないサックスでも買取可能な意外な理由

「サックスが壊れていて音が出ないから、もう価値はないだろう・・・」

多くの方がそう考えますが、実はそれは大きな誤解です。音が出なくなったサックスであっても、専門の買取業者なら買い取ってくれます。その理由は主に3つあります。

プロのリペアマンが修理可能

楽器の買取を専門にしている店舗では、多くの現役のプレイヤーやエンジニア、そして楽器のメンテナンスを行うリペアマンの伝手を持っています。場合によっては店舗に在籍している場合もあります。特にリペアマンは「壊れていれば直す、直せなければ他に活かす」という理念を持っていますので、どうにかして楽器として活かす道を模索します。

個人では修理できないと思える故障でも、プロに見てもらうと、パッドの交換やキーの調整だけで見違えるように美しい音色が蘇ることがあります。

パーツ取りとしての価値

完全に修理できないサックスでも、パーツ取りとして高い価値があります。

例えば、セルマーやヤナギサワなどの高級サックスのパーツは非常に貴重で、他の楽器の修理に使われることがあります。特にヴィンテージモデルのパーツは希少価値が高く、他の楽器へのリペアに利用からも需要があります。

サックスのパーツ

特に1950〜70年代のセルマー・マーク6や、ヤナギサワの初期モデルなどは、状態が良くなくても再利用可能なパーツの価値を評価されて高値で取引されることがあります。理由を聞くと「このモデルのパーツは希少で、多くのリペアショップが求めている」とのことでした。

素材としての価値

サックスの多くは真鍮製で、これ自体がリサイクル価値のある素材です。完全に修理不可能な状態でも、素材としてリサイクルできる場合があり、買取るケースがあります。

ただ素材として再利用する対象となる楽器は、修理不可能なほどに破損・変形していたり、極端に安価なノーブランド品、修理費用の方が本体価格を上回り修理の価値がないとされるような場合に限られます。

このように、音が出なくなったサックスでも、専門知識を持った買取業者にとっては、修理して再販する、パーツとして活用する、素材としてリサイクルするなど、様々な価値があるのです。

サックス買取で損をしないための3つのポイント

せっかく大切にしてきたサックスを手放すなら、できるだけ高く買い取ってほしいものです。ここでは、サックス買取で損をしないための重要なポイントを3つご紹介します。

専門の楽器買取業者を選ぶ

サックスを高く売るためには、楽器専門の買取業者を選ぶことが絶対条件です。なぜなら、彼らは楽器の真の価値を理解しているからです。

一般のリサイクルショップでは、サックスの細かい型番やシリアル番号の重要性を見落としがちです。例えば、セルマーのマーク6とマーク7では、同じように見えても価格に大きな差があることを知らないかもしれません。

楽器専門店と一般のリサイクルショップでは、同じサックスでも買取価格が2倍以上違う事例もありました。専門店は楽器の細かい価値を理解し、適正な評価をしてくれるので、納得のいく売却ができると思います。

サックスの査定風景

複数の業者で査定を受ける

サックスの買取価格は業者によって大きく異なります。だからこそ、必ず複数の業者で査定を受けることをおすすめします。

実際、私が友人のヤナギサワのソプラノサックスを査定してもらった際、最初の業者では5万円という査定でしたが、別の専門業者では12万円という査定結果が出ました。店舗によって欲しいサックスなのかどうかによっても価格が変わってきますので、複数の業者へ聞いてみましょう。

付属品はすべて揃える

サックスを売る際は、ケース、マウスピース、リガチャー、クリーニングクロスなど、付属品をすべて揃えることで買取価格がアップします。

特に純正のケースやマウスピースは価値が高く、これらが揃っているだけで数万円査定額が上がることもあります。古いセルマーのマウスピースが付いていただけで、買取価格が15%もアップするようなケースもあります。

たとえ音が出なくなったサックスでも、付属品が全て揃っていれば、買取業者にとって魅力的な商品になるのです。

サックス買取相場と価格に影響する要素

サックスの買取相場は、メーカーやモデル、状態によって大きく異なります。ここでは、主要なサックスの買取相場と、価格に影響する要素について解説します。

サックスの買取相場

サックスの買取相場は、ブランドやモデル、製造年によって大きく変わります。特に、セルマーのマーク6やバランスドアクションなどのヴィンテージモデルは、状態が良ければ100万円を超える価格がつくこともあります。

音が出ない状態でも、これらの相場の30〜50%程度の査定額が期待できることが多いです。ただし、これも状態や買取業者によって大きく変動するため、複数の業者で査定を受けることをおすすめします。

価格に影響する主な要素

サックスの買取価格に影響する主な要素は以下の通りです:

  • メーカーとモデル:セルマー、ヤマハ、ヤナギサワなどの有名メーカーのサックスは高価買取されやすい
  • 製造年:特定の年代のヴィンテージモデルは高額査定になることがある
  • 状態:傷や凹み、メッキの剥がれなどが少ないかどうか
  • 付属品:純正ケース、マウスピース、リガチャーなどが揃っているか
  • シリアル番号:特に古いモデルは、シリアル番号によって価値が大きく変わることがある

ヴィンテージサックス

例えば、1950年代のセルマー・マーク6は、音が出なくても数十万円の価値があることもありますが、一方で、メーカー名不明の中国製サックスでは、状態が良くても数千円程度の査定になることも珍しくありません。

また、「少しでも高く売りたい」と思って、素人判断で修理や分解をしてしまうのは大きな間違いです。かえって価値を下げてしまうことがあります。

特にヴィンテージサックスの場合、オリジナルの状態であることが価値を左右します。たとえ壊れていても、プロの目で見れば修復可能な場合が多いので、現状のままで査定に出しましょう。「少しでも高く売りたい」と思って、素人判断で修理や分解をしてしまうのは大きな間違いです。かえって価値を下げてしまうことがあります。

特にヴィンテージサックスの場合、オリジナルの状態であることが価値を左右します。たとえ壊れていても、プロの目で見れば修復可能な場合が多いので、現状のままで査定に出しましょう。「少しでも高く売りたい」と思って、素人判断で修理や分解をしてしまうのは大きな間違いです。かえって価値を下げてしまうことがあります。

特にヴィンテージサックスの場合、オリジナルの状態であることが価値を左右します。たとえ壊れていても、プロの目で見れば修復可能な場合が多いので、現状のままで査定に出しましょう。

まとめ:音が出なくてもサックスには価値がある

音が出なくなったサックスでも、専門の買取業者なら価値を見出し、適正な価格で買い取ってくれることがおわかりいただけたと思います。

サックス買取で損をしないためのポイントをおさらいします。

  • 楽器専門の買取業者を選ぶことで、サックスの真の価値を評価してもらえる
  • 複数の業者で査定を受けることで、最高額での買取が期待できる
  • 付属品をすべて揃えることで、買取価格がアップする
  • 音が出なくても、修理価値、パーツ価値、素材価値があることを理解する

「もう使わないけど捨てるのはもったいない・・・」と悩んでいるサックスがあれば、ぜひ専門の買取業者に相談してみてください。思いがけない高額査定に驚くかもしれません。また、あなたの眠っているサックスに新たな価値を見出してくれるでしょう。

大切に使ってきた楽器だからこそ、次のオーナーに引き継がれるチャンスを与えてあげませんか?

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