サックス買取の3つの方法を徹底比較!出張・宅配・店頭の違い

売却のコツ

サックス買取を依頼するなら知っておきたい3つの方法

使わなくなったサックスが自宅に眠っていませんか?
大切に使っていた楽器はなかなか手放しにくいと思います。でも、もし手放すとなったとき、そのときは適正な価格で買い取ってほしいものです。

サックスは管楽器の中でも人気が高く、状態が良ければ高額査定が期待できます。特にセルマー、ヤマハ、ヤナギサワといった「世界3大メーカー」のサックスは買取需要が高いです。

でも、「サックスを売りたいけど、どうやって売ればいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

サックスの買取方法には、出張買取、宅配買取、店頭買取の3種類があります。この記事では、これらのサックス買取の3つの方法(出張・宅配・店頭)を徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

あなたの状況に最適な買取方法を見つけて、大切なサックスを納得のいく価格で手放しましょう!

サックス買取の3つの方法を表す画像

出張買取:自宅で手軽にサックスを売る方法

出張買取は、買取業者のスタッフが直接あなたの自宅に訪問し、サックスを査定・買取してくれる買取サービスです。自宅訪問時にその場で査定・買取をする場合と、一旦楽器を引き取り専門スタッフがいる店舗へ持ち帰ってから査定・買取をする場合があります。サックスのようにケースや付属品を含めるとそれなりに重い、持ち運びが少し面倒な楽器を売る際には、最も手軽で人気の高い方法といえるでしょう。

出張買取のメリット

出張買取の最大のメリットは、サックスを持ち運ぶ必要がないことです。サックスケースは意外と重く、特にバリトンサックスなどの大型モデルは一人で持ち運ぶのが大変です。

またその場で査定・買取をしてくれれば、査定に納得できればその場で現金を受け取れるのも大きな魅力です。「急な出費で現金が必要」という方にとっては、訪問を受けた時にすぐ現金化できる出張買取は強い味方になるでしょう。

さらに、複数の楽器をまとめて売りたい場合も、出張買取なら一度に査定してもらえるので効率的です。

出張買取のデメリット

デメリットとしては、事前に訪問日時の調整が必要なことが挙げられます。仕事で日中不在の方は、夜間あるいは仕事が休みの曜日に対応してくれる業者を選ぶ必要があります。

また、知らない人を自宅に入れることに抵抗がある方もいるでしょう。そんな場合は、玄関先やマンションの共用スペースなどで査定や受け渡しを依頼すれば大丈夫です。

自宅でサックスの出張査定を受ける様子

宅配買取:忙しい人におすすめのサックス売却法

宅配買取は、自宅からサックスを宅配業者を利用して発送するだけで買取手続きが完了する便利なサービスです。特に時間がない方や、近くに楽器買取店がない地域にお住まいの方に適した方法です。

買取業者によって手続き方法は異なります。宅配買取用の見積り依頼書に記入して自分で別途調達した梱包材を使って荷造りして宅配業者に渡す場合や、梱包材を送ってくれるのでそれを使って梱包し指定業者が受け取りにくる場合があります。多くの場合送料は無料なので、経済的な負担もありません。

宅配買取のメリット

宅配買取の最大のメリットは、自分の都合に合わせて手続きができる点です。24時間いつでも申し込みができるので、忙しい方でも隙間時間に対応可能です。また荷物の引き取りも、ヤマト運輸や佐川急便など、ふだん宅配荷物で利用している業者さんが自宅まで回収をしにくるので、梱包さえしておけばあとは待つだけです。

対面での価格交渉が苦手な方にとっては、非対面で済むのもメリットといえるでしょう。

宅配買取のデメリット

デメリットとしては、梱包の手間がかかることが挙げられます。サックスは精密機器なので、輸送中の破損を防ぐために丁寧な梱包が必要です。

また、サックスが店舗へ届くのは早くても翌日になります。店舗での査定結果が出るまでの時間も数日かかる場合があり、即日現金化を希望する方には向いていません。

さらに、古物営業法により、宅配買取では本人確認書類に加えて住民票の写しが必要となります。発行から3ヶ月以内のものが必要で、コピーは無効なので注意が必要です。

サックスの宅配買取の梱包と発送の様子

店頭買取:即日査定・即日現金化が可能な方法

店頭買取は、楽器買取店の実店舗にサックスを持ち込んで査定してもらう方法です。昔からある最も一般的かつ確実な対面での買取方法で、その場で査定から現金化までが完了します。

店頭買取のメリット

店頭買取の最大のメリットは、その場で査定結果がわかり、納得すればすぐに現金を受け取れることです。急いでいる方には最適な選択肢といえるでしょう。

また、査定員と直接話ができるので、サックスの状態や価値について詳しく説明を受けられます。価格交渉も対面で行えるため、納得のいく買取価格を引き出せる可能性が高まります。

さらに、店頭では他の楽器や付属品も一緒に査定してもらえるので、まとめて処分したい場合に便利です。

店頭買取のデメリット

デメリットとしては、何といってもサックスを自分で持ち運ぶ必要があることです。特に大型のテナーサックスやバリトンサックスは重く、手持ちで公共交通機関で移動するとなると大変です。

また、店舗の営業時間内に訪問する必要があり、仕事が忙しい方には時間的制約が生じます。

さらに、お住まいの地域に楽器買取店がない場合は、遠方まで足を運ばなければならないこともあります。

楽器店でサックスの店頭買取査定を受ける様子

サックスの買取相場はどれくらい?3大メーカー別に解説

サックスの買取相場は、メーカーや機種、状態によって大きく異なります。特に「世界3大メーカー」と呼ばれるYAMAHA(ヤマハ)、SELMER(セルマー)、YANAGISAWA(ヤナギサワ)のサックスは、流通量も多く、比較的高額査定が期待できます。またセルマーのヴィンテージモデルは資産的な価値を持つ側面もありブランド力はピカイチです。

ここでは、3大メーカー別の買取相場を紹介します。あくまで目安ですのでこの金額を参考に、店舗に確認してみましょう。

YAMAHA(ヤマハ)のサックス買取相場

ヤマハのサックスは、安定した品質と手頃な価格で人気があります。特に学生用モデルとして広く使われているため需要も多く、中古市場でも売りやすいとされています。

  • アルトサックス YAS-32:15,000円〜35,000円
  • アルトサックス YAS-62:50,000円〜130,000円
  • テナーサックス YTS-62:40,000円〜140,000円
  • ソプラノサックス YSS-475:40,000円〜100,000円
  • バリトンサックス YBS-62:150,000円〜360,000円

ヤマハのサックスの場合、YAS-62やYTS-62などのプロフェッショナルモデルは高額査定が期待できます。型番ですが、YSSがソプラノサックス、YASがアルトサックス、YTSがテナーサックス、YBSがバリトンサックスを表しています。

SELMER(セルマー)のサックス買取相場

フランスの老舗メーカー・セルマーは、サックス界の最高峰として知られています。特にプロ奏者から絶大な支持を受けており、中古市場でも高額取引されています。

  • アルトサックス アクソス:80,000円〜160,000円
  • ソプラノサックス シリーズ3:130,000円〜300,000円
  • ソプラニーノサックス シリーズ2:180,000円〜380,000円
  • テナーサックス リファレンス:120,000円〜320,000円
  • バスサックス ジュビリー:400,000円〜900,000円

セルマーのサックスは製造年やシリアルナンバーによって価値が大きく変わるため、専門知識を持った査定員による評価が重要です。複数の店舗へ型番と状態を伝えて、正しく評価してもらいましょう。

YANAGISAWA(ヤナギサワ)のサックス買取相場

日本の誇る高級サックスメーカー・ヤナギサワは、精密な作りと美しい音色で世界中のプレイヤーから支持されています。

  • アルトサックス WO1:60,000円〜130,000円
  • ソプラノサックス WO2:80,000円〜160,000円
  • ソプラニーノサックス 901:100,000円〜200,000円
  • テナーサックス 902:70,000円〜130,000円
  • バリトンサックス 992:200,000円〜420,000円

ヤナギサワのサックスは、国産高級楽器として安定した人気があります。特に最新モデルのWOシリーズは高額査定が期待できるでしょう。

ヤマハ、セルマー、ヤナギサワの3大サックスメーカーの楽器

サックス買取で高額査定を得るためのポイント

サックスを少しでも高く売るためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、高額査定を得るためのコツを紹介します。

サックスのクリーニングと状態管理

査定に出す際は、良い状態であることを評価してもらうためにしっかりとクリーニングを行い、使用感を極力なくすようにしましょう。

管の表面はクロスなどの柔らかい布で拭き、指紋や汚れを取り除きます。キーやキーポストの根元、キーガードの下などの細かいところや、埃や息の吹き込みで吸着したタール(たばこのヤニ)などの汚れも可能な範囲で清掃しておきます。

管本体やネックの内部はスワブを使って水分を取り除きます。またタンポの水分の拭き取りも大事です。タンポとトーンホールの間にクリーニングペーパーを挟み、キーを数回押してペーパーに水分を吸わせます。

またマウスピースからリードを外し、リードやマウスピースの内外をクロスなどの柔らかい布で水分を拭き取ります。

もし使用してだいぶ経つ状態の場合は、一度メンテナンスに出してしまうのも手です。

付属品をすべて揃える

サックスの買取価格を上げるためには、付属品をできるだけ揃えることが重要です。

  • ケース(純正品が望ましい)
  • マウスピース
  • リガチャー(マウスピースを固定する器具)
  • キャップ
  • クリーニングクロス
  • 取扱説明書
  • 保証書(期限が切れていても価値あり)

特に純正ケースと純正マウスピースは査定額アップに直結します!

付属品が欠品していると、その分査定額が減額されてしまうので注意しましょう。家の中を探して、できるだけ揃えることをおすすめします。

複数の買取業者で査定を比較する

サックスの買取価格は業者によって大きく異なることがあります。できれば複数の業者で査定を受け、比較検討することをおすすめします。

また、買取業者を選ぶ際は、楽器専門の買取店もしくはリサイクル店でも楽器の買取に多くの実績がある店舗を選ぶことが重要です。楽器の価値を正確に評価してくれる店舗を探しましょう。

サックス買取で失敗しないための注意点

サックスを売る際に知っておくべき注意点をいくつか紹介します。これらを押さえておけば、買取で失敗するリスクを減らせるでしょう。

身分証明書の準備

古物営業法により、楽器の買取には本人確認書類の提示が必須です。出張買取や店頭買取の場合は、運転免許証や健康保険証などの身分証明書を用意しておきましょう。ちなみにパスポートは、2020年2月4日以降に発行されたパスポートの場合、住所の記載がないために単独では身分証明書として使えませんので注意が必要です。

宅配買取の場合は、身分証明書のコピーに加えて、住民票の写しが必要になります。住民票は発行から3ヶ月以内のものが有効で、コピーは使えないので注意してください。

また、18歳未満の方が楽器を売る場合は、親権者の同意書が必要です。

買取業者の信頼性を確認する

残念ながら、悪質な買取業者も存在します。信頼できる業者を選ぶためには、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 古物商許可を取得しているか
  • 会社の所在地や連絡先が明確か
  • 口コミや評判はどうか
  • 買取実績は豊富か
  • 査定料や出張料などの費用は明確か

信頼できるかわからない方は、楽器を販売している楽器専門店が一番良いかもしれません。

サックスの価値を事前に調べておく

自分の持っているサックスがどれくらいの価値があるのか、事前に調べておくことも大切です。メーカーや型番、製造年などを確認し、インターネットで相場を調べておきましょう。

特にセルマーのサックスは、製造年やシリアルナンバーによって価値が大きく変わります。可能であれば、製造年やシリアルナンバーを調べておくと良いでしょう。

ただし、インターネットの情報はあくまで参考程度にしましょう。最終的な査定額は、楽器の状態や市場の需要によって変動します。

まとめ:あなたに最適なサックス買取方法は?

サックス買取の3つの方法(出張・宅配・店頭)について詳しく解説してきました。それぞれにメリット・デメリットがありますが、あなたの状況に合わせて最適な方法を選びましょう。

出張買取は、サックスを持ち運ぶ手間がなく、店舗の方が自宅まで受け取りに来てくれる点が最大のメリットです。特に複数の楽器をまとめて売りたい場合や、大型のサックスを売る場合におすすめです。

宅配買取は、時間や場所を選ばず手続きができる便利な方法です。忙しい方や、近くに楽器買取店がない地方にお住まいの方に適しています。

店頭買取は、その場で査定から現金化までが完了する即時性が魅力です。サックスの状態について詳しく説明したい方や、価格交渉をしたい方におすすめです。

どの方法を選ぶにせよ、信頼できる楽器専門の買取業者を選ぶことが重要です。大切に使ってきたサックスだからこそ、納得のいく形で手放したいものです。この記事が、あなたのサックス買取の参考になれば幸いです。

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